台本づくりで大切なのは、情報量よりも視聴者の置き場所

こんにちは、岩本です。

動画台本を作るとき、つい「どれだけ情報を入れるか」を考えてしまうことがあります。

詳しく説明したい。
不足なく伝えたい。
誤解されないようにしたい。
せっかくなら、役に立つ内容をたくさん入れたい。

そう思うほど、台本の中に情報を詰め込みたくなります。

もちろん、情報量は大切です。
中身のない動画では、見ている人に持ち帰ってもらえるものが少なくなってしまいます。

ただ、台本づくりで本当に大切なのは、情報量そのものだけではありません。

それ以上に大切なのは、視聴者が今どこにいるのか を考えることです。

たとえば、同じテーマを扱う場合でも、視聴者が初心者なのか、少し知識がある人なのかで、必要な説明は変わります。

初めて聞く人に向けて、いきなり詳しい話をしすぎると、置いていかれてしまうかもしれません。
反対に、ある程度知っている人に向けて、基礎だけを長く話しすぎると、物足りなく感じられるかもしれません。

つまり、動画で伝える内容は、相手の現在地によって変わります。

視聴者がまだ不安を抱えている段階なのか。
興味はあるけれど、仕組みが分かっていない段階なのか。
すでに始めたいと思っていて、具体的な方法を知りたい段階なのか。

そこを見ないまま情報を並べても、相手にとって受け取りやすい動画にはなりにくいです。

あなたが作ろうとしている動画は、視聴者をどの地点から迎えるものでしょうか?

この問いを持つだけで、台本の作り方は変わります。

たとえば、AIボイス動画について話すとしても、相手がまったく知らない人なら、まずは「顔出しや声出しをしなくても発信できる選択肢です」と伝えたほうが入りやすいかもしれません。

一方で、すでにAIボイス動画を知っている人なら、「どうすれば自然に聞こえるか」「どこを人が整えるべきか」といった話のほうが役立つかもしれません。

どちらが正解というわけではありません。

大切なのは、今その動画を見る人が、どの位置にいるのかを想像することです。

台本は、情報を積み上げるだけではなく、視聴者を案内するための道順でもあります。

まだ入口にいる人には、やさしい入口が必要です。
途中で迷っている人には、整理する言葉が必要です。
次の一歩を探している人には、具体的な行動のヒントが必要です。

相手の置き場所が見えてくると、どの情報を先に出すべきかも分かりやすくなります。

いきなり結論を言うのか。
まず悩みに共感するのか。
具体例から入るのか。
最後に小さな行動へつなげるのか。

この順番は、視聴者の状態によって変わります。

情報量が多い動画でも、視聴者の現在地に合っていれば、分かりやすく感じられます。
反対に、情報量が少なくても、相手の状態とズレていれば、伝わりにくくなります。

だから、台本を作るときは、
「何をどれだけ入れるか」だけではなく、
「見る人はいま、どこにいるのか」
を考えてみてください。

それだけで、言葉の選び方も、説明の順番も、動画全体の空気も変わってきます。

動画台本は、情報を詰め込むための箱ではありません。
見る人が迷わず受け取れるように、道を整えるためのものです。

視聴者の置き場所を考えること。
そこから、伝わる台本づくりは始まっていきます。

うぃずくりえいしょん 岩本

この記事を書いた人

複数の独自事業を運営する連続起業家。現在、うぃずくりえいしょんとは他に2つの事業を展開している。

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