こんにちは、岩本です。
動画台本を作ろうとするとき、最初から「うまい文章を書かなければ」と考えてしまうことがあります。
きれいな言い回しにしないといけない。
分かりやすく説明しないといけない。
視聴者に飽きられないようにしないといけない。
最初の一文で引きつけないといけない。
そう考え始めると、台本を書く前から手が重くなってしまいます。
もちろん、文章の分かりやすさは大切です。
動画では、言葉が流れていくので、聞いてすぐ分かる表現にする必要があります。
ただ、台本づくりで最初に必要なのは、うまい文章を書くことではありません。
まず必要なのは、伝えたいことを整理することです。
どれだけ言い回しがきれいでも、何を伝えたい動画なのかが曖昧なら、見る人には届きにくくなります。
反対に、文章が少し不器用でも、伝えたいことが整理されていて、話の流れが分かりやすければ、見る人は受け取りやすくなります。
台本は、文章作品ではなく、動画の設計図に近いものです。
どこから話し始めるのか。
何を順番に伝えるのか。
どこで視聴者の疑問に答えるのか。
最後に何を持ち帰ってもらうのか。
こうした流れを決めるためのものです。
たとえば、料理を作るときも、いきなり盛り付けの美しさから考えると難しくなります。
まずは、何を作るのか。
どんな材料が必要なのか。
どの順番で調理するのか。
そこが決まってから、味つけや盛り付けを整えていきます。
台本づくりも、それに近いと思います。
最初から美しい文章にしようとするより、まず材料を並べる。
伝えたいことを書き出す。
必要な情報と、今回は入れなくていい情報を分ける。
見る人が迷わない順番に並べる。
そのあとで、言葉をやわらかくしたり、一文を短くしたり、聞きやすい表現に直していけばいいのです。
あなたが今作ろうとしている動画には、どんな材料がありますか?
伝えたいこと。
見てほしい人。
相手が悩んでいること。
伝えたあとに感じてほしいこと。
具体例として使えそうな話。
まずは、それらをきれいに書こうとせず、メモのように出してみるだけでも十分です。
台本が書けないときは、文章力が足りないのではなく、材料が頭の中で混ざっているだけかもしれません。
その状態で無理に文章にしようとすると、どうしても言葉が詰まります。
だから、最初はうまく書くより、分けることです。
「これは最初に伝えること」
「これは途中で補足すること」
「これは別の動画に回してもいいこと」
「これは今回の中心ではないこと」
このように分けるだけで、台本の形は少し見えやすくなります。
動画台本は、最初から完成原稿として書かなくても大丈夫です。
まずは箇条書きでいい。
短いメモでいい。
言葉が荒くてもいい。
そこから、見る人に伝わる順番へ整えていく。
うまい文章を書くことより、まずは伝えたいことを見える形にすること。
それが、台本づくりの最初の一歩です。
書けないときほど、きれいに書こうとしすぎない。
まずは、頭の中にあるものを外に出して、並べて、分けてみる。
その整理ができると、言葉は少しずつ自然に整っていきます。
うぃずくりえいしょん 岩本
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